焼入れは炭素量が0.3%以上の鋼を850℃前後のオーステナイト化温度まで加熱した後、水中または油中で急冷することによって、マルテンサイト組織の状態に変化させる熱処理です。その後、焼入れによって硬化した鋼に靭性を与える目的で、通常は焼戻しを行います。